日経新聞「子育てしやすい社会、どうつくる」に取材掲載されました。私が考える社会とは。


本日の日経新聞に「子育てしやすい社会、どうつくる」に私のコメントを取材掲載いただきました。

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ちなみにこの記事のテーマはこちら

「子育てしやすい社会 どうつくる」

保育所に子供を預けられない親の叫びに突き動かされるように政府が待機児童対策を急いている。待機児童はなぜ減らず、解消するにはどんな手立てが必要なのか。共働き世帯が主流になった日本でどうすれば子育てしやすい社会を作れるのだろうか。

そう、この有名な、「保育園落ちた日本死ね!!!」ブログに端を発した記事なのです。

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たしかにいまの関東・関西の都市圏では、保育園は不足している。

しかし、財源も豊富にないのも事実。その財源で、「認可」保育園の一本槍ですべての問題を解決することが可能なのだろうか?もっと他に解決策はないのだろうか?

 

私には選択肢すらない、それが問題だった。

2009年3月、私の息子は近所の認可保育園に落選した。

子供が産まれて3ヶ月で引っ越してきた我が家は、「認可」保育園だけではなくて、「認証」も「認可外」もすべてダメだった。

※認証、認可外は基本的に早く申し込んだ順。入園するためには、産まれる前からの申込が必要だった

唯一入れそうだったのは、バスで25分、都会のど真ん中で会社とは逆方向にある認可外保育園。

認可・認証・認可外、どれもこだわらない!そこまで妥協した私にすら、現実的な選択肢がない、それが問題だった。

 

「ワーキングマザー」のニーズはひとつじゃない

また、こんな経験もした。

それはタスカジの説明をしたときに質問される「ワーキングマザー」という人たちの分類。

ワーキングマザーのニーズは正しく正確に認識している人は少ない。

殆どは、「女性」または「子供がいる女性」という大雑把な分類になっている。もう少し細かくても「年齢別」ぐらい。

ワーキングマザー全員が、「子育てに比重をおきたいから、仕事の時間を最小限にしたい」わけでも「生活費のために仕方なく働いている」わけでもないのに、なぜかこれらがワーキングマザーのニーズとして定義されていることが多い。

それと同様に、全員が子供を「認可」保育園に入園させたいわけではないかもしれない。

もっと柔軟な教育を望む人もいるでしょうし、そういう人はさらに多くの費用を負担してもいいと思っている。けど、実際にはそのような選択肢は少なく、結局、全員が費用の安い「認可」を望んでいるような状態になっているのが現状なのではないか。

 

いま必要なのは、多様なニーズを細かく把握して、ニーズごとの対策を考える事。「認可」保育園増設のだけではなく。

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