「ダボスの経験を東京で」第28回 7月24日 「遠いようで本当は身近な問題、「紛争鉱物」を知っていますか? 解決のために私たちと企業ができること 」のお知らせ


こんにちは。暑い日が続きますね。みなさま、お体にご自愛ください。

本日は、私がプロボノとして運営メンバーをさせていただいている「ダボス会議」を日本で体験できる会議「Davos Experience in TOKYO」のイベント開催のお知らせです。

Davos Experience in TOKYOってなに?という方は、こちらのご紹介記事をご覧ください。

あの「ダボス会議」を日本で体験できる会議~世界課題を英語で議論~

今回のテーマは「遠いようで本当は身近な問題、「紛争鉱物」を知っていますか? 解決のために私たちと企業ができること」

私たちが日々使っているパソコンやスマートフォン。これらが誰かの犠牲の上に提供されているとしたら、皆さんはどう思いますか?

パソコンやスマートフォンに限らず、多くの電子機器にはタンタル、錫、金、タングステンなど鉱物が使われています。鉱山で採掘・精錬され、材料や部品になり、完成品になり、私たちの手元に届くまでに、実は多くの問題が潜んでいるのです。

鉱山があるコンゴ民主共和国やその周辺国では紛争が多く、1998年以降に民族対立で500万人以上の死者が発生しています。武装勢力の多くが4鉱物を資金源としているとされ、これらを紛争鉱物と呼んでいます。紛争鉱物は紛争を助長する要因となるだけでなく、人権侵害を含む劣悪な労働環境の改善や現地住民の雇用の確保など多様かつ複雑な問題の源泉となっています。

世界各国での環境・社会貢献活動に取り組んできたヒューレットパッカード社(以下、HP社)は同社の持つ技術力やサプライチェーンへの影響力を活用して、この課題を解決するために活動しています。例えば紛争鉱物の問題に対する認知度を上げるために、鉱山の現場の状況やサプライチェーンプロセスの見える化に取り組んでいます。コンゴ民主共和国産であっても紛争に関与していない金属を調達することで、武装勢力に資金を提供せず、かつ現地の鉱山で働く人の仕事を奪わないという目標を実現しようとしています。

ダボスの経験を第28回では、東京都江東区にある日本HP社オフィスを会場に企業や消費者が紛争鉱物の問題解決のために「適切な」サプライチェーンを提供するために何ができるか、を考えます。紛争鉱物のことをより多くの人に知らせ、熱心に取り組む企業を応援したり、金属のリサイクルを推進したりすることによって、鉱山からの採掘そのものを減らすこともできます。

遠いようで実は身近な問題である紛争鉱物。暴力の犠牲者を増やさないために消費者である私たちや鉱物の購買者である企業に何ができるのか、一緒に考えましょう。

もしまだ参加されたことがなければ、ぜひ一度顔を出してみてください。

英語でのセッションとなります。

申し込みはこちらから

http://dex.tokyo/next-session-28/